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関西みらい銀行で働く社員がどのような想いを持ちながら、様々な経験のなかでお客さまのために働いてきたのか。
3名のキャリアモデルを通して、関西みらい銀行でのキャリア形成について紹介します。

入社1年目

2017 ~ 2020

1年目は東大阪中央支店のお客さまサービス課に配属され、預金業務やビジネスマナーについて学びました。一度、お客さまの質問に対し自分勝手な判断で回答してしまったことがあり、それ以来、ルールの確認と検証の徹底を自分への戒めとしています。3年目には、個人営業担当として営業デビューしました。特に印象に残っているのは、すでにご主人さまと死別されていた、高齢の女性のお客さまです。お子さまもいらっしゃらなかったため、法定相続人ではない親族に財産を遺すための遺言信託を任せてもらうことになりました。金融機関として、公正証書遺言の作成サポートから保管・執行までを行えるのは、関西みらい銀行の特長のひとつです。お客さまに感謝していただき、当社にしかできないソリューション提案ができたと感じた瞬間でした。最後に公証役場での手続きを終え、お客さまをお送りした後に、同行していた上司に労いで少し高めのランチをご馳走してもらったのもいい思い出です。

入社5年目

2021 ~ 2022

取引先である大阪市内の民間企業に、2年間の期限付きで出向することになりました。受入側の企業も初の試みで、お互い手探り状態のなか始まりましたが、挨拶まわりで当時90歳だった会長のもとを訪れた際、いきなり「銀行員なんか役に立つのか!」と、話されていたのを覚えています。出向にもさまざまな種類があり、今回は取引先の危機を救うためなどではなく、若手銀行員の育成を目的の一つとしたものだったので、期待されていなかったのも仕方のないことでしょう。決算書は読めるけど、会計処理ができるわけではない。稟議書は書けるけど、事業計画を一から立てられるわけではない。銀行の外で働いてみて、自分の未熟さを痛感しました。それでも真摯に仕事と向き合い、関連会社同士の合併やM&Aによる企業買収、アメリカの不動産購入などを経験。濃密な2年間を過ごすことができ、大きく成長することができました。

入社7年目

2023 ~ 現在

帰任直後は2年間のブランクに苦しみました。ちょうど合併のタイミングで、金融商品や社内のシステムが大きく改定されていたのです。再び新入社員に戻った気持ちでした。しかし年次は7年目。もう若手社員ではなく中堅社員であり、責任のある仕事をどんどん任されました。キャパオーバーにならないよう私が心がけていたのは、まず担当する業務の全体像を把握し、重要性と緊急性でカテゴリ分けしたうえで、ひとつずつ着実に終わらせていくことです。そのおかげもあり、すぐに感覚を取り戻し、半年後には徐々に成果もついてくるようになりました。そして、2024年7月には支店長代理に昇格。現在はプレイングマネージャーとして、さまざまな案件に取り組んでいます。お客さまが新社屋を建築する際に地元の建設会社を紹介するなど、ビジネスマッチングにも力を入れています。

FUTURE GOAL

今後の目標

中小企業の後継者不足は喫緊の課題です。事業承継やM&Aなど、お客さまに寄り添った提案をしていきたいと思います。また今後、不動産投資はますます活況になることが予想されます。関西みらい銀行という看板に頼るのではなく、個人としての付加価値をさらに高めるためにも、宅地建物取引士の資格取得に挑戦します。

入社1年目

2002 ~ 2004

入社後、3カ月間の窓口業務を経て、営業課に配属されました。知識や経験は皆無でしたが、新人であることを武器に、たくさんのお客さまと会い、たくさんの情報を収集することに努めました。個人担当ではあるものの、法人営業の先輩の商談に同行し、法人オーナーのお客さまに個人向け金融商品を提案する機会も多かったです。お客さまは「何を買うか」よりも「誰から買うか」で判断されると思います。常に感謝の気持ちを忘れず、謙虚な姿勢で営業活動を続けていると、私を指名してくださるお客さまの数が増えていきました。そして、預かり資産の実績が伸びた結果、連続で社内の個人表彰を受けることにもなりました。実家が飲食店で、お客さまとの会話はもともと好きでしたし、相手から必要とされている喜びがキャリアアップを目指すきっかけにもなったと思います。

入社4年目

2005 ~ 2016

現在、私は二児の母です。2013年に長男、2015年に長女が生まれ、それぞれ産休・育休を取得。長男のときは初産ということもあり、仕事は一切忘れて主婦業に専念しました。職場復帰にあたって、当時はまだ女性活躍推進が活発ではなく、「仕事と家庭の両立は難しいのではないか」という声も社内でよく聞かれました。しかし、元来負けず嫌いな性格なので、それなら自分が第一人者になろうと、逆に闘志を燃やしたのを覚えています。長女出産後の復帰は、一度経験した分、時間の使い方が随分とうまくなりました。育児経験をもとにお客さまとの会話の幅が広がり、営業活動もしやすくなりました。そして、仕事と家庭の両立の次に目標としたのは、管理職への挑戦です。前例はほとんどなく、後輩のためにも自分がロールモデルになることを誓いました。

入社16年目

2017 ~ 現在

営業課に所属し、個人のお客さま向けに定期預金や投資信託、保険の販売、資産運用のサポートなどを行っています。話し上手は聞き上手とよく言いますが、お客さまの声に丁寧に耳を傾け、本音で話し合える関係性を築くことを、普段から意識しています。また営業課長として、部下である4名の女性営業担当の指導にもあたっています。各自の強みが発揮できるよう、個性や得意分野をつかんで役割を与えながら、細やかなアドバイスを行います。小さな成功体験を積み重ね、成長につなげてもらうこと、そして、彼女たちが結婚・出産後も安心して仕事を続け、キャリアアップの夢をあきらめないこと。それが私の使命であり、希望でもあります。これからも、仕事と家庭の両立やキャリア形成について、実体験に基づいたリアルな言葉を伝えていこうと思います。

FUTURE GOAL

今後の目標

活気ある店づくりを実現するためにも、常に明るく元気で前向きに、私のような管理職になりたいと思ってくれる存在を一人でも多く輩出することが目標です。これまで人生の困難な状況をたくさん乗り越えてきたので、綺麗事だけではなく、大変だったこと、苦労したことなども含め、広く、深く伝えていきたいと思います。

入社1年目

2015 ~ 2018

最初に配属された支店では、窓口業務や融資事務を経験しました。日々の雑務に追われていた中で、副支店長に「雑務も大事だけど、自分のやりたいと思うことに挑戦しないと成長に繋がらない」と言われ、ハッとさせられました。それ以降、業務効率を意識し、捻出した時間で次のステップについて考えるようになりました。そして、入社2年目からは法人営業を担当することに。部下を信じ、部下の行動を尊重してくれる上司のもと、成長を重ねていきました。上司と部下の関係が良好だと、互いに密なコミュニケーションが取りやすくなります。どんなときも真摯に向き合ってくれるその姿を見て、初めて自分のなりたい上司像を思い描けました。自分が管理職になった際には、上司と部下の関係である以前に、まず人と人との信頼関係を築くことを大事にしようと思いました。

入社5年目

2019 ~ 2023

入社5年目で東京支店に異動となりました。関西が基盤の地方銀行だけに、転居を伴う異動は正直予想しておらず、辞令には驚きました。東京はやはりマーケットが大きいです。たとえば不動産融資において、以前は数千万円規模だったものが、数億円、数十億円規模に膨れ上がります。不動産融資やプロパー融資の基礎、稟議書の書き方、お客さまとの交渉の仕方について、新入社員に戻ったような感覚で一から学び直しました。配属当初は上司に頼りきりでしたが、少しずつ成功体験を積み重ねるなかで、上司に褒められたことが自信となり、だんだんと自分が主となって案件を進められるようになりました。上司や同僚に恵まれたのは紛れもない事実ですが、「謙虚な姿勢でどんなことも吸収してやろう」というマインドで働いたことが成長に繋がったのだと思います。

入社10年目

2024 ~ 現在

大阪に戻り、本店の法人業務部に配属されました。今回の異動はジョブエントリー制度を利用し、自ら志願して実現しました。法人業務部は非常に専門性の高い融資商品を取り扱い、そのなかで私はシンジケートローンの組成業務に従事しています。シンジケートローンとは、複数の金融機関が協調して資金を調達する手法です。そのため、お客さまだけではなく、営業店や審査部、他の金融機関と緊密に連携し、金利面などの条件やスケジュールを調整しなければなりません。融資実行まで短くても3カ月、長いと半年、一年かかることもあるので、根気は必要ですが、それだけに完遂したときの達成感は大きいです。また、会社や業界全体の動きを俯瞰的に見ることができ、今後のキャリアに生きると確信しています。

FUTURE GOAL

今後の目標

社屋の建築や大型の設備投資、既存借入のリファイナンスなど、シンジケートローンの組成を通してお客さまの成長を支援するとともに、社内の担い手を増やし実績を積み重ねることで、業界内での関西みらい銀行の存在感を高めていきたいです。また、その経験を生かし、いずれは法人営業の分野で力を発揮したいと思います。