出向経験社員対談 出向経験社員対談

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関西みらい銀行は、若手社員を取引先企業やりそなグループ各社に1~2年間出向させる、若手社員出向施策に取り組んでいる。
他社や他業態との交流・協業を通し、銀行の枠を超えた経験値の高い人財を育成することが、その目的だ。
今回は出向社員2名に、出向の経緯や出向先での学び、今後の目標などについて語ってもらった。

Discussion Member

  • 文学部中国学科

    青山 浩也 HIROYA AOYAMA

    大阪大学
    ベンチャーキャピタル株式会社
    2009年入社

  • 商学部商学科卒

    辻 優花里 YUKARI TSUJI

    りそな銀行
    カスタマーサクセス部
    グループカスタマーセンター
    2018年入社

出向の経緯、出向に対する印象は?

青山さんはどういった経緯で出向することになったんですか?

僕の場合は、自ら希望しての出向です。実は、前にもグループ内の別の銀行に出向したことがあるんです。そのときに外から自分の会社を見るのっておもしろいなと感じたので、もう一度挑戦したいと思い、上司に面談で出向希望を伝えたこともありました。今回は銀行ではなくベンチャーキャピタル(投資会社)への出向で、前回とはまた違う視点を手に入れることになりました。

出向の経緯、出向に対する印象は?

そうなんですね。私はこの出向が入社して初めての異動です。以前は滋賀県の支店で外回りの個人営業をやっていたんですが、3年以上異動がなかったので、そろそろ支店が変わるかなと思っていたら、まさかの出向でした(笑)。辞令を受けたときは、正直びっくりしましたね。ただ、同じタイミングで出向になった社員が同期を含めて結構たくさんいたこともあって、「あ、これが関西みらい銀行が掲げる成長支援の方針なんだ」と、割とすんなり受け入れることができました。

銀行業界では出向というと、マイナスイメージがありましたけど、最近はずいぶんポジティブなものになった気がします。

確かにそうですね。若手社員の場合、片道切符じゃなく銀行にもどってくることが前提ですし、出向先での経験を自社に還元できるのはいいことだなと思います。

辻さんの部署では、りそな銀行や埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行など、いろんなグループ社員が机を並べているんですよね?

はい。最初はちょっと戸惑いましたけど、今はもうそれが当たり前の環境になりましたし、出向自体も身近なものになりました。青山さんはりそなグループではなく外部企業に出向されていて、受け入れる側の反応ってどんな感じだったんでしょう?

意外と普通ですよ。中途採用で新しい社員が入ってきたんだな、みたいな。僕自身も心機一転、新しい職場で頑張ろうと気持ちが入りました。希望して勝ち取ったチャンスなので、そこで働く以上は僕もそこで確かな成果を上げないといけないと感じました。

出向先での経験とやりがいについて

出向先での経験とやりがいについて

辻さんは以前、支店で外回りの個人営業をやっていたということですけど、今はどんな仕事内容なんですか?

りそなグループアプリに関するお問い合わせを電話とチャットにてお受けするインバウンド業務と、りそなグループを利用されているお客さまに対してさまざまな商品やサービスの紹介・利用促進を行うアウトバウンド業務を担っています。お客さまのご質問やお申し出から、カスタマーサクセス部一体となって課題を分析し、アプリのバージョンアップにつなげるのが役割です。

りそなグループアプリは僕も使っていますよ。いつも給料日に妻の口座に生活費を振り込むようにしているんですが、振込先と振込金額を登録したカードを利用すれば、ツータッチくらいで手続きが完了するので便利ですよね。

出向先での経験とやりがいについて

いつもご利用ありがとうございます(笑)。窓口やATMと違い、アプリなら365日24時間、振込ができますしね。

でも、支店時代と違って今は非対面の営業になりますし、顔が見えないなかお客さまのご要望をお聞きするのは大変なんじゃないですか?

そうなんですよ!電話やチャットでは相手の表情が見えず、声や文字だけで判断しないといけないので、対面よりも神経を使います。ただ、アプリ利用者の中には普段なかなか銀行に来店できないお客さまもたくさんいらっしゃいますので、新たな接点をつくれる点では大きなやりがいを感じますね。

環境の変化を前向きにとらえることは大事だと思います。僕の部署では、起業する前段階のベンチャー企業に対する支援を行っていますが、投資先の組織体制が盤石ではないこともあり、とにかく人手不足です。総務・経理・財務関連の人手不足をカバーする必要があって、事業計画書の検証や資金繰り作成なんかも支援することがあります。それでも、ほぼゼロの状態から会社をつくっている、まだ世の中にはない技術やサービスを生み出そうとしている、という、そんなワクワク感を味わいながら仕事をすることができています。

銀行の中にずっといると、そういう経験はなかなかできないですよね。
私もカスタマーサクセス部というお客さまとの新たな接点を生み出すための部署に出向になり、関西みらい銀行では経験できない大きな時代の流れに対応している感じがします。 100人を超える大きな部署でグループ各行の社員が一緒になり、非対面という新たなチャネルによる銀行の価値を提供していく。支店にいたときには見えない、グループのバックグラウンドというものが知ることができ、自分自身の視野が広がったように感じます。

これから成し遂げたいこと

これから成し遂げたいこと

僕は今回の出向を通して、自分の意志を持つこと、そして、それをもとに人を説得することの重要性を再認識しました。ベンチャー企業も、ベンチャー企業に投資する我々ベンチャーキャピタルも、多くの不確実性の中で判断を下さなければなりません。どんなに多くの情報を集めても、絶対に正しい投資判断とはなりません。最終的な拠り所は、自分の意志を持つことなんだろうな、と。

銀行は案件の種類ごとに検証のポイントや審査の手法などがあらかじめ用意されていて、型が用意されていますよね。これまでの融資経験が積み重なった、銀行のノウハウ、ということがいえるのかもしれませんね。

まさに、銀行の外に出ることでそこに気づきました。
自分は今までそれが当たり前だと思って仕事をしてきたけど、今の会社に来て、当たり前でないと気付きました。そのなかで自分の意志をもって仕事に取り組むことで、融資と投資の違いはあれど、企業の本質を見る力というものが養われたように感じます。

これから成し遂げたいこと

私は出向してから日が浅いので、青山さんのようなリアルな気づきはまだ得られていませんが、この先の目標は、新しいことを企画する力を身につけることですね。
そして、りそなグループの強みや連携力を、関西みらい銀行のお客さまにどのようにお届けするかを考えていきたいと思っています。
地方銀行だからこそ、お客さまとの距離の近いことはわたしたちの大きな強みです。
そこからさらに、もっと便利になったり、もっと多くのお客さまとの接点を持てるような企画が目標です。どちらの銀行も経験している私だからこそ、これまでにない顧客チャネルを考えてみたいですね。

出向すると、仕事内容だけじゃなく、働く場所、一緒に働く人も変わる。そして、なにより見える景色が変わるなと、日々感じています。

僕らの使命はきっと、そこで得た新たな視点を持ち帰って、銀行のサービスや価値をアップデートしていくことなんじゃないでしょうか。

なるほど。ところで青山さんは、また出向したいと思いますか?

今回の出向では、外部の経験が刺激になって成長につながるのを実感したので。正直2年は短いなと(笑)
でもこの経験が銀行員に戻ったときには活かせるな、と確信しています。戻るのも楽しみです。