子ども部屋のレイアウトのコツは?部屋の広さや年齢・性別に合わせたポイントを解説

2024/03/07最終更新

子ども部屋のレイアウトのコツは?部屋の広さや年齢・性別に合わせたポイントを解説

子どもの成長に合わせて、子ども部屋をどうすべきか、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。部屋が狭かったり、子どもの性別が違ったりすると、スペースをどう分けるか悩むこともあるでしょう。この記事では、部屋の広さや子どもの年齢・性別に合わせたレイアウトのコツ、インテリアづくりのポイントを紹介します。ぜひ参考にしてください。

【執筆者/川口章子】

主なキャリア

情報誌の広告ディレクターとして、求人広告や商品広告の制作に従事した後、フリーランスとして独立。住宅、インテリア、マネー、家計、レジャーなど暮らし関連などの幅広い分野で編集、取材、記事制作に携わっている。

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子ども部屋を作るメリットとは

まずは子ども部屋を作るメリットについて、確認していきましょう。

物や空間を整理・管理する力が養える

自分の部屋があると、子どもがおもちゃや本、教科書、洋服などの持ち物を自ら整理整頓、管理するようになります。親にやってもらうのではなく、自分で試行錯誤しながら快適な空間にすることを学ぶのです。これにより、物や空間を整理・管理する力を養えるとともに、思考力や自立心も身に付きます。

勉強に集中して取り組める

子どもが大きくなるに従い、勉強に費やす時間は増えていきます。自分だけの空間があることで、集中して勉強に取り組めるようになります。

精神の安定につながる

プライベートな空間があると、趣味に没頭できたり、自分の心と向き合う時間が取れたりします。思春期や反抗期の子どもが親と適切な距離を保てる空間は、精神の安定のために必要です。

このように、子ども部屋は子どもの成長に大切な役割を担っています。

子ども部屋のレイアウトのコツ

子ども部屋のレイアウトを考えるときは、次のようなポイントを押さえておきましょう。

長く使える家具選び

子どもが小さいときはかわいいデザインのものを選びがちですが、長く使うことを考えるとシンプルな家具がおすすめ。子どもらしいデザインは、クッションやラグ、カーテンなどの交換が楽なアイテムで楽しむとよいでしょう。また、机や椅子は高さを変更できるものにしておくと、後々買い替えなくて済むので経済的です。

十分な収納の確保

子どもの成長に従って、物は増えていきます。余裕のある収納計画を立てましょう。自分で片付けをきちんとできるようになるためにも、収納スペースにはゆとりが必要です。

集中できる空間づくり

小学生くらいまではリビングやダイニングで勉強するケースもありますが、いずれは子ども部屋で机に向かう時間が増えるはずです。集中できるような家具の配置(ベッド、机の位置など)や照明計画、インテリアなどを考慮しましょう。

プライベートとのバランス

成長に従って、子どもは自分の部屋で過ごす時間が増えていくでしょう。精神の成長や安定には必要なことですが、子どもが帰宅したことに親が気付かなかったり、部屋にとじこもったりするのは避けたいもの。間取りからプランニングできる場合は、リビングを通って子ども部屋に行く動線にしておくと安心です。また、快適過ぎる部屋だとこもりがちになるので、必要最低限の広さで作るのも一案です。

【広さ別】レイアウトのポイント

子ども部屋のレイアウトは部屋の広さにより異なってきます。ここでは、3つのパターンに分けて解説します。

  1. 4畳半

    コンパクトな子ども部屋のため、家具選びや家具の配置に工夫が必要です。ベッドは置かずに布団で寝る方がよいかもしれません。子どもが小さいうちはプレイルーム、小学生になったら勉強部屋として使い、寝るときは家族と一緒という方法もあります。中学生以降になったら、空間を有効に使えるロフトベッドを置くのもよいでしょう。洋服が収まりきらない場合は収納付きベッドを利用したり、家族全員のクローゼットを別に設けたりするなどの工夫を。

  2. 6畳

    最もスタンダードな広さです。勉強机、ベッド、収納家具を置いても少し余裕があります。ラグや小さなテーブルを置けば、友達が来たときの遊び場所も確保できるでしょう。なお、高さの低い家具や明るい色の家具を選ぶと、空間が広く見えます。子ども2人で部屋を共有する場合は、二段ベッドか布団敷きになります。

  3. 8畳

    一人で使うなら十分な広さです。コンパクトなソファとテーブルを置く余裕もあるでしょう。二人で使うなら、小さいうちは真ん中をプレイスペースにして、ベッドを2つ置き、遊びの部屋兼寝室として使えます。成長したらそれぞれの勉強机、ベッド、収納家具が必要になります。プライバシーの確保のためには、パーテーションや収納家具、二段ベッドで仕切る方法などを検討します。

【年齢別】レイアウトのポイント

子どもの年齢によっても、子ども部屋の役割は変わってきます。年齢別のレイアウトのポイントを解説します。

幼児期
【年齢別】レイアウトのポイント

幼稚園や保育園に通うような幼児期の子ども部屋は、遊び場所としての役割がメインになります。自分でおもちゃや絵本を片付けられるようなレイアウトを考えましょう。
子どもの手が届きやすい場所に収納家具を置き、「ぬいぐるみは黄色い箱、おもちゃは赤の箱、絵本は本棚」など分かりやすいルールをつくってあげましょう。小さいうちはあまり細分化しないのが、上手に片付けられるようになるコツです。

小学生
【年齢別】レイアウトのポイント

小学生になると持ち物がぐんと増えます。勉強机の近くに教科書や勉強道具、ランドセルなどを置けるように収納スペースを配置します。気が散らないように、おもちゃやゲームなどは勉強机とは離れた場所にしまうか、扉や布などで目隠しします。自分で整理整頓する習慣をつけるためにも、物の種類ごとに収納スペースや家具を確保してあげたいものです。

中学生以降
【年齢別】レイアウトのポイント

勉強はもちろんのこと、部活動や趣味にかける時間も増え、物がますます増える時期です。収納力の豊富なシステムベッドや、ベッドの下が勉強机になるロフトベッドを置くと空間を有効に使えます。

【男女別】インテリアのポイント

個人差はあるものの、女の子は男の子より精神面での成長が早い傾向が見られ、インテリアに興味を持つ子も多いようです。性別ごとのポイントを解説します。

女の子

キャラクターなどの影響でかわいいデザインを好む場合があります。しかし、成長につれて好みも変わるので、変更しやすいクッションやラグなどのインテリア小物に、好きなテイストを取り入れてあげましょう。簡単に貼り替えられる壁用のシールなどもあります。逆に、勉強机や収納家具などは値段も張り、交換も大変なのでシンプルなデザインにしておくのがおすすめです。

インテリアが好きな子は、自分で模様替えをしたがるかもしれません。創造性を養うことにもつながるので、積極的に協力してあげましょう。

男の子

幼児期や児童期、動きの激しい子は家具にぶつかりケガをする場合があります。倒れる心配のないロータイプの家具や、角の丸い家具を選ぶと安心かもしれません。転倒時のケガや騒音防止に、ラグやじゅうたんを敷くのもよいでしょう。

成長につれて、ゲームや趣味のコレクションが増えるような子どもの場合、専用のスペースを確保してあげます。アイテムを分類できる収納ケースなら、自分で工夫して整理・管理するようになるでしょう。ラケットなどのスポーツ用品は、有孔ボードを利用した壁面収納に掛けておくと省スペースになります。

まとめ

子ども部屋は整理・管理能力や自立心を育て、一人の時間を大切にするために必要な空間です。子どもの目線で、過ごしやすく使いやすい空間にしてあげましょう。小さな子どもも必ず成長し、大きくなっていきます。将来を見越して、部屋のレイアウトを考えることが大切です。

子どもが増えたり成長したりして、自宅が手狭になってきたと感じる方もいるでしょう。マイホームの購入やご自宅のリフォームを検討し始める好機かもしれません。

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本記事は、一般的な情報提供を目的としたものです。
掲載にあたっては、慎重を期しておりますが、その正確性を保証するものではございません。

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