目標実現のために倹約家を目指そう!知っておきたい倹約・節約のコツ

2024/03/07最終更新

目標実現のために倹約家を目指そう!知っておきたい倹約・節約のコツ

社会人の方や結婚して家庭を持った方のなかには、「貯蓄はいくらすればいい?」「マイホーム資金や子どもの教育資金はどうやって貯めたらいい?」とお金の悩みがある方もいるのではないでしょうか。家計費をできるだけ削って目標のためにお金を貯めたいけれど、ケチケチしたくないと思う方もいるでしょう。

倹約するというと「ケチ」をイメージするかもしれませんが、実は倹約家とケチな人はイコールではありません。

この記事では倹約とは何なのか、節約やケチとどう違うのかを紐解き、倹約・節約のメリットや倹約・節約のコツを紹介します。目標達成のためにお金を貯めたい20代~40代の方々に役立つ情報満載です。

【執筆者/五賀雅子】

主なキャリア

車業界、教育・医療関連の業界新聞記者を経て、出版社&編集プロダクションにて書籍の編集や子育て情報誌、雑誌等の編集・制作を担当。現在はライターとして、金融や介護、家事、育児、医療、レジャーなど幅広い分野の記事制作に携わっている。

  • 関西みらい銀行が監修しています

倹約とは?目標のために無駄を省くこと

倹約と聞くと「シンドイこと」「大変そう」と思いがちですが、何のために倹約するのか目標をしっかり持てば夢のための楽しい道のりになるでしょう。ここではまず、倹約のそもそもの意味や節約との違い、ケチとの違いを紹介します。

倹約と節約は似ている

倹約とは「無駄遣いをしないで出費をできるだけ減らすこと」、節約とは「無駄を省いて切り詰めること」を指します。

倹約も節約も「無駄を省く」という共通点があり、対義語は無駄な出費を指す「浪費」です。意味が似ていますが、お金に関連したことにしか用いない倹約に対し、節約は「時間を節約する」などお金以外にも広く用いる点が異なります。

倹約も節約もお金を全く使わないのではなく、無駄な出費を抑え、結婚資金や旅行資金、マイホーム資金、教育資金など必要なときにお金を使えるようにする行為だと解釈すれば、「倹約・節約」にまつわる暗いイメージを払拭できるのではないでしょうか。

倹約家はケチとどう違う?

ケチとは「むやみに金品を惜しむ人」、一方倹約家とは「無駄遣いしない人、お金を大切にする人」を指します。
加減を考えずに何でもかんでもお金を惜しんでしまうとケチと思われてしまうようです。

お金の価値は使い方によって大きく変わります。江戸時代以降、商人の町として栄えてきた大阪にはお金にまつわるさまざまな話があります。その一つに大阪商人の考え方があります。大阪商人は自分が心底大事だと思うものにお金を使う「生き金」にこだわり、見栄や役に立たないことに使う「死に金(無駄なお金)」は極力使わなかったといわれています。

20代~40代でこれからお金を貯めたい方はただただお金を惜しんで生活を切り詰めるのではなく、自分が実現したい目標のために「生き金」にこだわる倹約家を目指してはいかがですか。

倹約・節約のコツを知って今日からチャレンジ!

倹約・節約のコツを知って今日からチャレンジ!

倹約したいと思っていても何をしたらいいのかわからないという方は、ここで紹介する倹約家になるための考え方を参考にしてみてください。

なぜ倹約するのか目標を明確にする
お金を貯める目的をはっきりさせることが何よりも大切です。結婚資金を貯めたいのか、マイホーム購入のための頭金を貯めたいのか、家族で海外旅行に行きたいのか、そのためにいくら必要なのか具体的な金額を算出してみましょう。
日々の収支を把握して無駄がないか見直す
目標が定まったら自分の生活スタイルに無駄が潜んでいないか見直しましょう。食費や日用雑貨費、衣料費、娯楽費、交際費などの流動費は特に無駄が発生しやすいので注意が必要です。
「項目別に1カ月の収支を書き出す」「自分や家族の消費習慣を振り返る」なども無駄を削減するのに有効です。例えば、スーパーに行くと必要のない特売品を買い込んでしまうなら、ネットスーパーで必要な物だけ買うスタイルに切り替えるのもおすすめです。テレビやネットの通販で衝動的な買い物をしてしまう場合は、すぐに買わずに何日か考えてから購入するようにすると衝動買いを防げます。
固定費を見直す
生活費をスリム化してお金を貯めるには水道光熱費、通信費、保険料などの固定費の見直しも重要です。エアコンや冷蔵庫といった家電をエコ家電に買い替えたり、携帯電話やガス・電気の契約プランを見直したり、面倒がらずに取り組んでみましょう。
使う前に天引きして預金
1カ月の収入の余剰金を貯金に当てているけれどなかなか貯まらないという方は、給与天引きがおすすめです。毎月一定金額が先に給与から天引きされるので、無駄遣いを防ぎやすくなります。財形貯蓄制度や積立預金、老後の備えをお考えでしたら個人型確定拠出年金(iDeCo)等の制度・商品を利用する方法があります。注意したいのは月々の金額設定。目標を早く達成しようと設定金額を高くすると、日々の生活が成り立たない事態にもなりかねません。1カ月の収支をしっかり把握して無理のない金額に設定しましょう。
キャッシュレス決済を活用
日々の支払いに現金を使わないキャッシュレス決済を利用する方法もあります。キャッシュレス決済の手段にはクレジットカードやデビットカード、電子マネーなどがあります。
スマートフォンにアプリを入れることで簡単に残高・履歴確認ができるものもあるので、お金の管理がしやすかったり、ポイントが貯まる場合もあります。クレジットカードの使い過ぎが心配な方はプリペイド型にして予算金額をチャージし、「今月はこれ以上使わない」と決めて使う方法もおすすめです。

お役立ち!倹約・節約のアイデア集

お役立ち!倹約・節約のアイデア集

倹約生活を長続きさせるためには自分に合った方法を見つけることが大切です。ここでは倹約・節約のための具体的なアイデアを紹介します。

水道光熱費はコツコツ節約
水の節約のためにシャワーヘッドを変える、電化製品を買い替えるときは消費電力を考慮して選ぶ、冷房費、暖房費節約のために家族そろってリビングで過ごす、使っていない電気は消すなど節約のアイデアはたくさんあります。節約できる金額は1カ月にするとわずかでも積み重ねればまとまった金額になるため半年、1年と続けると効果を実感できるでしょう。
外食を減らす
一人暮らしの方は外食を減らして自炊にすると食費の節約になります。家族で暮らしている方は外食を全部やめるのではなく、行く回数を減らしてみてはいかがですか。その分、家族みんなで食事の用意をしたりパーティー風の演出を楽しんだり、アイデア次第で外食と同等のぜいたくな気分が味わえます。
無駄を減らすために冷蔵庫のなかを整理する
冷蔵庫のなかに食材がパンパンに入っていると、同じものを買ってしまったり、作り置きのおかずを食べ損ねてしまったりと無駄が発生しやすくなります。それを防ぐためにも冷蔵庫を常にすっきり整理しておくと食費の削減につながります。
お金のかからないレジャーを楽しむ
子どもがいるご家庭では週末は家族そろって郊外に出かけて楽しむ方もいるのではないでしょうか。車で出かけるとガソリン代やレジャー施設の入場料、食事代などかなりの出費になります。そんなときは近隣の公共施設を利用する方法もあります。自転車や徒歩で行ける近所の公園にお弁当を持って出かけたり、夏だったら公共のプールを利用したり、雨の日は図書館に行ったりするのもいいですね。
サブスクリプションを利用する
趣味を思いっきり楽しみたい方にはサブスクリプションの利用がおすすめです。定期購読、継続購入を意味するサブスクリプションは音楽配信や動画配信が有名ですが、最近は本や漫画、家具、家電、洋服、車、子どものおもちゃなどさまざまな分野に広がっています。
サブスクリプションのいいところは定額料金でサービスが利用できることです。例えば、レンタルでCDやDVDを借りると借りた本数分の料金がかかりますが、サブスクリプションなら1カ月にどれだけ曲や動画を見たり聞いたりしても料金は変わらないため、家計管理がしやすいメリットがあります。

倹約・節約のメリットとモチベーションを保つ秘訣

倹約・節約の最大のメリットは自分が本当に使いたいことにお金を使える点です。何も考えずにお金を浪費していると、いざ欲しいものができたとき手に入れられません。また、倹約する過程で自分にとって必要なものと、そうでないものをじっくり考えることができる点も、メリットとして挙げられます。

たとえ今は予定や目標がない方も、倹約によって貯金が増えれば転職や留学など人生の選択肢が増えるともいえるでしょう。当面使う予定がなければ、資産運用を検討してもいいかもしれません。

倹約生活で注意が必要なのはモチベーションの低下です。倹約・節約が行き過ぎてしまうと突然いやになってしまうこともあります。モチベーションを保つ方法を以下に紹介します。

  • 毎月の収支や貯金額をグラフ化して倹約生活の見える化を図る
  • 目標金額をきっちり決めて制限ばかりの生活にしない
  • 適度な余裕をもって必要以上の無理をしない
  • 外食やショッピングなど定期的なご褒美を用意してストレスを発散する

倹約・節約生活に役立つアプリを活用するのもモチベーションを保つのに効果があります。
例えば、「家計簿アプリ」は支出を項目ごとに管理でき、項目ごとにグラフ化して月別の比較ができるものもあるので、使い過ぎている項目や節約できそうな支出の抽出に役立ちます。
その他、生活費の削減に役立つ「チラシ・クーポンアプリ」、飲食店や衣料品店、スーパーなどの公式アプリもお得なクーポンを入手できるのでおすすめです。

また、銀行の公式アプリにも節約に役立つさまざまな機能があります。例えば、りそなグループアプリは、口座残高・入出金明細の照会や出金レポートの確認ができるため、家計管理に活用できます。またアプリで振込すると、窓口やATMよりも振込手数料がおトクです。

まとめ

20代~40代は社会人になって一人暮らしをしたり、家庭を持って子育てやマイホームの購入を考えたりなど、何かとお金がかかる世代です。欲しいものを手にするためには、無駄な出費を省いて家計を計画的に運用していく必要があり、そのために生活のスリム化を考えている方もいるでしょう。そんな方々に役立つ倹約・節約のコツやモチベーションを保つための工夫を紹介しました。

お子さまの誕生や成長などをきっかけに、マイホームの購入を検討されている方には、関西みらい銀行の住宅ローンをおすすめします。関西みらい銀行の住宅ローンは、おトクな金利、安心の疾病保障付き団体信用生命保険など数多くのメリットがあり、Web申込・店頭申込いずれにも対応しています。ご検討の方はお気軽にご相談ください。

また、必要なお金は計画的に積み立てるのが賢明です。そこで、りそなグループアプリの機能「つみたてボックス」をご紹介します。
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本記事は、一般的な情報提供を目的としたものです。
掲載にあたっては、慎重を期しておりますが、その正確性を保証するものではございません。

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